暮らし・人生の最適化支援のプロ「片づけkankan」
50代の女性が人生をリセットし、これからの人生を楽しむために、ライフオーガナイザー® 梅野 真由美がよりそいます              

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41. ADHD診断は「ラベル」ではなく「レンズ」だった

2025/04/09

モヤモヤの正体が見えたとき、人生はもっと軽くなる

プロフェッショナル・オーガナイザーの方たち
ライフオーガナイザー®の梅野真由美です。

私が所属する日本ライフオーガナイザー協会の専科プログラムであるCLO資格認定プログラムの受講メンバー(ICD会員)のみが参加可能なICDウェビナーを受講しました。

このウェビナーは、アメリカで提供されているICDのプログラムを同時通訳で受講できる、画期的なプログラムです。


今回の内容は「遅発性ADHDの診断 - パネルディスカッション」

成人後にADHDと診断された3名のプロフェッショナル・オーガナイザーの方々が、自身の経験を語るパネルディスカッションでした。

「なんだかいつも周りと違う気がする」

「昔から“ちゃんとできない自分”にモヤモヤしてきた」


そんなふうに感じたことはありませんか?


実は、私自身も些細なことではあるけれど、モヤモヤしたりイライラしたりすることが結構ありました。

日常生活に支障をきたすほどではないのですが、自分に腹が立ち、情けなくなることもしばしばありました。


ところが、CLO資格認定プログラムを受講し始めてから、あることに気づいたのです。

「自分に当てはまることがいくつかある」と。


その時の感情と、今回のウェビナーの内容がどこか結びついたように感じました。





「診断」は、ラベルじゃなく“レンズ”になる

今回のパネルディスカッションで、ADHDと診断された3人の方が語った内容はこうでした。


彼女たちは、長年「自分はダメだ」と感じながら、必死に工夫を重ねて生きてきた。

でも、大人になってからADHDだとわかって初めて、その“違い”が「努力不足」ではなく「脳の特性」だったことに気づいたのです。


この気づきがもたらしたものは、落ち込むことではなく、むしろ「安心感」でした。


「私だけじゃなかったんだ」

「これでいいんだ」


そんなふうに、自分を理解する“レンズ”を持てた瞬間、彼女たちは自己否定から解放されていきました。



「レンズ」としての診断:自分を見る視点が変わる

ここで言う「レンズ」とは、ものの見え方や捉え方を変える新しい視点のこと。


たとえば、メガネのレンズをかけたとたんに世界がクリアになるように、

ADHDという“レンズ”を通すことで、今まで見えていなかった「本当の自分」が見えてくるのです。


🟣どうして私は片づけが苦手なんだろう


🟢なぜいつも時間に追われてしまうんだろう


🟠どうして他の人のように「ちゃんと」できないんだろう


そんなふうに悩んできたことが、自分の努力不足ではなく「脳の特性」によるものだったと知ったとき、

それは、自分を責める理由が消えていく瞬間だったのだと思います。


「ラベル」ではなく「理解する道具」として

ADHDの診断を「ラベル(烙印)」のように感じる方もいるかもしれません。

でも大切なのは、それを自分を決めつけるための名前ではなく、

自分をもっとよく知り、助けるための“レンズ”として使うということ。


🟣自分の傾向がわかれば、それに合った工夫ができる


🟢無理に「人と同じやり方」をしなくていいと知れば、気持ちが軽くなる


🟠「私にはこれが合ってたんだ」と気づけば、暮らしが楽になる


レンズが変わると、世界の見え方が変わります。

そして、自分を見る目も、やさしく、やわらかくなっていくと思います。




「今さら」なんてない。気づいたその日が、スタートの日


50代というと、人生の後半に差しかかる時期。

子育てが終わったり、仕事の区切りが見えてきたり、「これからの人生をどう生きよう」と考える方も多いですよね。


そんなタイミングで、もし長年の「生きづらさ」の原因が見えてきたとしたら…。

それはきっと、“終わり”ではなく“はじまり”です。


実際に登壇していたプロフェッショナル・オーガナイザーの方たちは、診断をきっかけに自分に合った整理法・時間管理術・人付き合いの方法を見直し、

「もっとラクに」「もっと自分らしく」暮らせるようになっていったそうです。




「私もそうかも?」と思ったら…


診断を受けるかどうかは人それぞれ。

でも、「気づくこと」「知ること」だけでも、心がグッと軽くなることがあります。


🟣いつも時間に追われてしまう


🟢忘れ物やうっかりミスが多い


🟠やるべきことが頭にあるのに手をつけられない


🟣モノが散らかってしまうのに、片づけてもすぐリバウンドする


こうした特徴は、もしかしたらADHD特性のひとつかもしれません。


でもそれは“欠点”ではなく、“傾向”。

そして、あなたの人生をもっとラクにする「ヒント」でもあります。



自分を知ることは、自分を生きやすくする第一歩

「ADHDかもしれない」と思うことは、自分を責める材料ではありません。

むしろ、「今までよく頑張ってきたね」と、自分をねぎらうきっかけになるのです。


50代からでも、60代からでも。

「知る」こと、「受け入れる」こと、「工夫する」こと。

それらは、これからの人生をもっと自由に、もっと楽しく生きるための手段になるはずです。

 片づけkankan 

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